ERP・CRM・SCM・SFAの違いを分かりやすく解説【基本情報技術者資格を取ろう】

 

初めてITや情報システムに関わる人は、ERP?SFA?と・・・とにかく英語3文字の略称が多い!!混乱する!!と思うことがあるはずです。

実際、私自身もITや情報システムについて勉強し始めた頃は、全然違いを覚えることができませんでした。

そもそも実際に使ったことがないシステムで同じような名前なんて混乱して当たり前です。

本来は、業務を通じて実際に日常的に触れることで理解を深めることがベストですが、実際に触れる機会なんてない・・・という方の為に、本記事で違いを整理していきます。

本記事では、以下の違いを説明します。

・ERP
・CRM
・SCM
・SFA

ERPとは

ERPとは、企業の資源(リソース)をまとめて管理しようという考え方のことです。
※この考え方を実現するシステム自体を指す場合もあります。

ERP(Enterprise Resource Planning)は、直訳すると「企業資源計画」になります。

ERPは、「E」と「R」の意味で押さえておくようにしましょう。
E:Enterprise=企業、R:Resource=資源だけ覚えておけば、企業の資源を管理することだなと思い出しやすいです。

ERPは、企業活動に必要不可欠な情報、具体的には、会計情報、人事情報、給与情報、在庫情報などをまとめて管理できるようにしようという考え方です。

企業活動における情報をまとめて管理することで、経営者が会社全体の状況を把握しやすいことが最大のメリットです。
(ERPの仕組みが導入されていないと、重要な情報が各所に点在してしまい、確認に時間を要してしまいます。)

日本では、ERPを体現するシステム(ERPシステム)は基幹系システムに属し、組織の根幹に位置するシステムの一つになっています。

自社の企業活動に関するデータが欲しいときは、とにかくERPシステムを見れば欲しい情報が確認できる、というようなイメージを持ってもらえればOKです!

CRMとは

CRMとは、顧客一人一人の満足度を高め、良好な関係を作ろうとする考え方です。
※この考え方を実現するシステム自体を指す場合もあります。

CRM(Customer Relationship Management)は、直訳すると「顧客関係管理」です。

CRMは先頭の「C」に着目して覚えましょう。
先頭にC:Customer=顧客という一番重要なキーワードを置いているので、「顧客」に着目した考え方だと思い出せるはずです。

CRMは、顧客一人一人の情報(名前、部署、役職など)をベースに、どういうアプローチが刺さりやすいのかを分析し、営業・マーケティング活動等に役立てようとする考え方です。

CRMのメリットの1つとして挙げられるのが、顧客の詳しい情報を会社全体で共有できる点です。
自分が初めて営業に行く相手でも、社内の別の営業担当が既にアプローチしていればその時の情報を事前に確認した上で、適切なアプローチを行うことができます。

CRMを体現するシステム(CRMシステム)は、顧客情報の管理は勿論のこと、情報を分析して特徴を教えてくれる等、顧客との関係構築支援は益々手厚くなっている印象です。

SCMとは

SCMとは、素材の調達、製品の生産から販売までの流れを管理しようという考え方です。
※この考え方を実現するシステム自体を指す場合もあります。

SCM(Supply Chain Management)は、直訳すると「供給連鎖管理」です。
Supply Chain(サプライチェーン)は日本語でもそのまま使用されることが多いです。
「サプライチェーン管理」と捉えておきましょう。

サプライチェーンとは、Suuply=提供・供給、Chain=連鎖、鎖、つまり、製品の提供までの連鎖的な関係を指します。

SCMについては、「SC」に着目して、SC:Supply Chain=サプライチェーンで覚えておくようにしましょう。

SCMは、製品の販売までの流れを管理し、最適化することで製品の販売までにかかる時間を短縮したり、かかるコストを削減したりすることを目的とした考えです。

サプライチェーン(製品の販売までの流れ)全体を常に把握し管理することは人の手では困難なため、基本的はSCMについても、システムによる管理が行われることが多いです。

SFAとは

SFAとは、営業活動に特化してサポートする仕組みを作ることで営業業績の向上を図ろうとする考え方です。※この考え方を実現するシステム自体を指す場合もあります。

SFA(Sales Force Automaition)は、直訳すると「営業力自動化」です。
「営業活動支援」と捉えておきましょう。

SFAについては、「SF」に着目して、SF:Sales Force=営業力で覚えておくようにしましょう。

SFAは、「案件単位」で営業活動の情報を記録・管理することで、営業活動を支援し、円滑に進めることを目的とした考え方です。

SFAシステムによって、案件管理を行うことで、現時点でどのような案件が進んでおり、それぞれの受注確度はどのくらいであるか等を把握することができます。

ERP・CRM・SCM・SFAの違い

それぞれの考え方・システムの違いを管理するポイントごとにざっくりとまとめると、以下のような感じです。

ERP:組織(企業)内の資源(リソース)
CRM:顧客ごとの情報
SCM:サプライチェーン
SFA:営業活動の案件

特に、CRMとSFAは似ているように見えるかと思います。
広い意味では、CRM(顧客管理)の中の一部がSFA(営業活動支援)です。

CRMは、マーケティング・営業・契約後のアフターフォロー等、顧客に関するトータル管理で、SFAは、その中の営業活動に特化した管理・支援という違いがあります。

 

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